GadgeTooLz

安価なものからちょっとお高いものまで。

【ちょっとウンチク】どれを買えばいいノイズキャンセリング

今日はガジェツールの紹介ではなく、ちょっとしたウンチクです。

特に、AirPodsみたいに周りの音が消したい!という方にはオススメ。

 

「こっちのCVCっていうノイズキャンセリング安いんだけど?」

先日、知人からされた相談/質問です。

 

■先に結論

結論:

「CVCでは周囲の音は消せません、ANCが必要です」

AirPodsの技術もANCです。」

 

 

ノイズキャンセリングには3種類?が出回ってます。

 ①CVC

 ②PNC

 ③ANC

安価な機種で「ノイズキャンセリング」を謳っているものは①が多い印象。

(著者の知人から聞かれた機種もCVCでした。)

 

それぞれ

Clear Voice Capture(クリアボイスキャプチャ)

Passive Noise Cancelling

Active Noise Cancelling

になります。

 

①はスマホとイヤホンを接続して通話する際

略号の通り「相手に周囲音をカットして話声をクリアにして届ける」機能。

最近のWeb会議とかリモート会議で活躍する機能ですね。

 

②はというと、Passive(受け身)的にノイズを消すイヤホン。

「物理的に」ノイズを消します。

要は、イヤピースなどでキッチリと周囲の雑音を遮断する機能。

PNC単体のイヤホンというのは、著者はあんまり見たことがないのですが、

PNC+次のANCイヤホンは、メッチャ耳に吸い付きます。

 

※先の記事の「Mpow M7ANC」は『これPNCじゃないの?』という作りです。

 

 

なので、AirPodsのように周囲の雑音を消して音楽を聞きたい場合は、

③が必要になって来るわけです。

①②をポチると「周囲の雑音、全くorあんまり消えないじゃん!!」となるわけです。

 

一方の③のANC。

商品の評価を見ると残念ながら稀に

 「ホワイトノイズがひどい」

などと書かれている場合があります。

 

これはどういうことかというと・・・以下少しウンチクです。

 

■音は波

音は「波」です。イメージは下記。

こんなカンジで空気を震わせて耳に入ってきます。

そして、鼓膜を震わせて音と認識する。

 

これは、イヤホンからの音楽も、周囲の雑音も一緒です。

   f:id:gadgetool:20220415224533j:plain

 

ANCイヤホンは何をしている?

では、ANCイヤホンは何をしているのか?

「イヤホンに搭載したマイクで周囲の音を拾い、ある波を作り・足しています」

 

下のイメージの 青 が周囲のノイズ音の波

        赤 が「逆位相波」 という「イヤホンが作り出す波」。

 

お互い打ち消す波を作って、周辺の雑音をデジタル処理で相殺してます。

逆位相波を音楽に一緒にミックスしてるカンジですね。

f:id:gadgetool:20220415224903j:plain

「ホワイトノイズ」はこの逆位相波が強すぎたり、性能的にイマイチだったり。

 

お値段が高い機種だからといって、ホワイトノイズが無いかというと

そうでもないのが残念です・・・

(実際、著者保有の3万くらいのヘッドホンはホワイトノイズがひどいです)

 

■おまけ:パススルーモード

ANC機にはよく「パススルーモード」「外部取り込みモード」他

と呼ばれる機能がついています。

 

これは先にも書いたように「外の音をマイクで拾っている」ので、

それをそのまま耳に届けてくれるモードです。

 

性能の良いANC機はANCをONにしてると、音楽止めていても周りの世界は無音です。

そのまま、コンビニなどに行くと店員さんの声がほとんど聞こえません。

そんなとき、イヤホンをつけながら、外部音を聞かせてくれるモードが

コレになります。

 

 

先の記事でふれた MPOW M7 ANC はANCのバランスが非常に良い。

そして、音のバランスも特化され過ぎずバランスが良い。

なにより、ANC機では格段にお安い!

 

「あー、ノイズキャンセルしない・・・CVCだ・・・」とならないよう、

表示を確認されることをオススメいたします。

 

以上、今日はノイズキャンセリングについてでした。